月払い保険料を年払いにするとどれだけ安くなる?

払い方によって違う保険料

保険料の主な支払い方には「月払い≒ 半年払い≒ 年払い」がある。まとめて支払えば支払うほど保険料が軽減される仕組みだ。このうち「月払い」と「年払い」で比較してみると( 『-』約三八- セントの軽減効果が出た。金額にして年間九〇〇〇円弱もの節約だ。低金利でなかなかお金が増えない時にはこの軽減の意味は大きく、家計の支出削減にも貢献する。

さらに、年払いの保険料分をボーナス時期などに確保しておき、一年間の定期預金に預けて計画的に支払えば、金利分かさらにお得になるはず。年払いの保険料分は一年ごとに支払うので、普通預金に寝かせておくよりも一年間の定期預金に預けておいた方が多少なりとも得するわけだ。もっとも現在の低金利では、よほどまとまった金額の保険料でない限りはすずめの涙にも満たない利息ではあるが、一円にこだわる人は実践してみる価値はある。

保険料の支払い経路には、契約者が指定した銀行口座から自動的に振り替えられる「口座振替扱」、勤務先などの団体で給与天引きされる「団体扱」、集金担当者に支払う「集金扱」があるが、現在では「口座振替扱」「団体扱」が主流だ。「団体扱」は、一定数の契約者が同じ団体に所属していて、保険会社と団体が保険料収納事務代行の契約を結んではじめて実現可能であるので、どこの保険会社でも団体扱ができるわけではない。ちなみにの例では団体扱の月払保険料は一万九七六〇円で、口座振替扱よりも年間で七〇〇〇円弱支払いが少なくなる結果が出た。

「全期前納払い」と「一時払い」は似て非なるもの

保険料の支払い方には他に次の方法かある。

  • ① 一時払い一保険期間全体の保険料を一括で払い込む方法
  • ② 前納一数回分の保険料を前もって払い込む方法
  • ③ ボーナス併用払いI ボーナス月(年二回)に増額して払い込む方法
  • ④ 一部一時払い(頭金ご契約の一部分に対応する保険料か頭金として払い込む方法

前納払いの中でも保険期間の全期間分を前納する方法を「全期前納払い」といい、一括で支払う方法としては二時払い」とよく似ている。しかし保険料はまったく異なり、仕組みも異なるので注意しよう。全期前納払いは先々支払う予定の保険料のすべてを保険会社に前もって「預けておく」というイメージだ。よって保険金の受け取りや解約などで契約が消滅した場合、それ以降支払う予定だった保険料は払い戻されることになっている。また、前もって保険料を預けるのでその利息分は保険料が割り引かれる仕組みとなっている。

一時払いは保険契約を「一括で買う」というイメージで考えると理解しやすい。全期前納 で支払うよりも安く済むが、全期前納とは異なり、解約で契約が消滅した場合のみ経過年 数によってあらかじめ決められた解約返戻金が払い戻されるだけである。よって、払い込み終了の年齢までの間では、未払込み分の保険料が払い戻される分、全期前納の方が死亡時の受け取り金額は多くなる。一方、解約した場合は逆に一時払いの方が戻りは多くなりそうだ。

支払い方法の違いでこんな部分にも差が出ることは知っておきたい。ただし、生命保険会社や保険種類によっては、払込方法が決まっていて一時払いや前納を選択できない場合があるので、利用する場合は事前に確認してみよう。