生命保険って複雑?

保険の基本を組み合わせた生命保険商品

世の中に出回っている生命保険の数は膨大ですが、それらはいくつかの基本形を組み合わせたり、応用している商品です。おもな基本形を理解しておけば、複雑に見える保険商品も、おおよそのしくみが理解できると思います。基本形に入る前に押さえておきたいポイントがいくつかありまほとんどの保険商品において、死亡保障と高度障害保障はセットになっています。たとえば、死亡保障1000 万円といえば、高度障害状態になったときには高度障害保険金1000 万円が支払われます。手持ちの保険証券を確認してみてください。「死亡・高度障害状態になったとき○ ○万円」と記載されているはずです。ただし、保険金が支払われるのは保険期間を通して1回だけです。高度障害保険金が支払われると保険契約は消滅します。その後死亡しても、死亡保険金は支払われません。

もう一つ、保険独特の用語を3 つだけ押さえておきましょう。「契約者」「被保険者」「受取人」です。契約者は、保険会社と契約を取堊父わした人のことで、保険料支払いなどの義務や、受取人を変更するなどの権利があります。被保険者とは、その人の生死や入院が保険金をはじめ給付金支払いの対象となる人のことです受取人は、保険金などを受け取る人のことで、契約時に契約者が指定します。

まずは基本の「定期保険」をチェック

保険の基本形は「定期保険」「養老保険」「終身保険」の3 つです(図7 参照)。特に定期保険は、いろいろと姿を変えて、生命保険や医療保険のあらゆる商品に組み込まれています。かつての主流商品で、現在でも多くの方が加入している定期保険特約付終身保険や、最近の売れ筋というより販売強化商品である利率変動型積立保険は、あらゆる定期保険を山盛りにした商品。定期保険は保険商品を理解するうえでの要となるパーツです。養老保険は、貯蓄性の高い保険といわれている保険で、一時払養老保険がブームとなった時代がありました。終身保険は、保険期間に定めがなく、契約が有効に続いている限り、一生涯保障されますが誤解の多い商品でもあります。まずは、定期保険を極めるところからスタートしましょう。

定期保険とは、保険期間があらかじめ決まっていて、1年から30年、90歳満期など、短期から長期までさまざま。保険期間中に死亡もしくは高度障害状態になるなど、支払要件を満たした時に保険金が受け取れます。反対に支払要件を満たさなければ保険金は受け取れません。いわゆる掛け捨て保険で、保険期間が長いほど、保険料は高くなります。