一定期間の保障を付ける「定期保険」

生命保険の基本、「定期保険」

定期保険(平準)とは?

生命保険の原型ともいえる保険で、死亡・高度障害状態になった時に保険金が受け取れ、保険期間を通して保険金が一定です。保険期間が年単位の場合、保険会社が決めた年齢(80歳や90歳など)まで自動更新できます。自動更新というのは、健康状態にかかわらず、医師の診査や告知なしに無条件で更新できること。ただし、更新時点での年齢で保険料は再計算されますから、契約内容を変えずに更新すると保険料が上がります。更新時の保険料アップを嫌万人が多いですが、生きているか死んでいるかわからない将来の保険料まで前倒しで支払う長期の保険に加入するのは合理的ではありません。短い保険期間で保険料を抑え、その分貯蓄を増やし、更新時には少しでも多ぐ減額できるようにしましょう。

定期保険(逓減)とは?

保険金が一定割合で減っていく定期保険です。同じ年齢・性別の人が(平準) 定期保険と逓減定期保険に加入した場合、保険金が契約時に同額であっても、こちらはその後保険金が減っていくので保険料は逓減定期保険のほうが安くなります。子どもの成長や貯蓄の増加に伴って保険金に頼るべき領域は少なくなりますから、時間の経過とともに保険金が減っていくのは合理的といえます。ただし、機械的に保険金が減っていくと不都合なこともあります。たとえば、住宅を購入したために大きく保険金を減らせるが、その後は住宅ローンの繰上げ返済に力を入れるため、貯蓄が増えないので当分は保険金を据え置きたいなど。短い定期保険で更新時に見直ししたり、保険期間の途中でも減額できるので、逓減定期保険でなくてもいいでしょう。

生存給付金定期保険とは?

生存給付金付定期保険とは、3年ごとや5年ごとなど、定期的にお祝金が受け取れる定期保険です。(平準)定期保険に、一定期間ごとのある時点に生きていたら給付金を支給するという生存保険を組み合わせたものです。保険料には死亡(危険) 保険料と生存保険料が織り込まれますから、保険料は高くなります。30歳女性が、ある保険会社の保険期間15年・死亡(高度障害)保険金300 万円の生存給付金付定期保険(図10)に加入した場合の保険料は毎月9501 円です。

通信販売の割安な定期保険であれば、同じ条件の保障が毎月507 円で買えます。保険期間の途中で死亡もしくは高度障害になった時、9501円の保険料を払っている人も507 円の保険料を払っている人も、受け取れる保険金は同じ300 万円。差額の8994 円を別途積み立て貯蓄しておけば、万一の保険金と貯蓄の両方が残せます。掛け捨ては損と考える方は多いですが、保険で貯蓄を求めようとすれば、掛け捨てになるかもしれない保険料がより大きくなります。保障目的ではなく、貯蓄目的での保険加入なら、保険料の全額を貯蓄に回しましょう。