養老保険で貯蓄はできる?

往年のヒット商品「養老保険」

掛け捨てが嫌いで貯蓄好き。そのような日本人のツボにピタッと(マつたのが養老保険でした。保険期間中に死亡・高度障害状態になった時は死亡(高度障害) 保険金が、保険期間終了時に生きていれば満期保険金が支払われ、死亡(高度障害)保険金と満期保険金が同額です(図14参照)。生死にかかわらず、必ず受け取れるというところにおトク感があります。『保障付の貯蓄』といった捉え方をしている人もいるようです。

しかし、貯蓄であれば預けた元本に対して利息が付きますが、保険料はそうではありません。養老保険の契約者は危険保険料と生存保険料の両方を負担しなくてはなりません。これらの純保険料に、保険会社の経費などに充てられる付加保険料を加えたものを保険料として支払います。

死亡(高度障害) 保険金を受け取る場合、それまでに払った生存保険料は掛け捨てになり、満期保険金を受け取る場合、保険期間中に払った危険保険料は掛け捨てになります。そして、付加保険料は費消されてしまうのです。そのため、実質の利回りは予定利率より下がってしまいます。

貯蓄が目的なら、実質利回りを計算しよう

原則として、契約時の予定利率が保険期間を通して適用になります。市中金利が下がって行く局面では、予定利率が高い時に契約した養老保険のほうが、結果的に他の金融商品よびも有利な貯蓄商品となることがあります。

反対に、予定利率が低い時に契約した場合、市中金利が上がってきても、養老保険の予定利率は変わりませんから、魅力の乏しい商品になってしまう可能性があります。貯蓄が目的なら、実質利回りを計算しよう現在のように予定利率が低い状況では、満期保険金が払った保険料を下回ることもあります。貯蓄が目的である場合、自分が払った保険料がいくらで戻ってきて、それが何% の利回りになるかは重要です。養老保険が他の金融商品と比較して有利かどうかを、実質の利回りで考えなくてはなりません。

養老保険と定期保険を組み合わせた「定期保険特約付養老保険」とい弓商品もあります。郵便局ではこの商品を特別養老保険といい、養老保険のことは普通養老保険といいます。