終身保険で資産形成できる?

終身保険とは何か?

保険期間が終身ですから、いつの時点で死亡したり高度障害状態になっても保険金が受け取れます。人間はいずれ亡くなりますから、必ず保険金が受け取れる商品です。もっとも死亡の場合は被保険者本人ではなく、遺族が受け取ることになります。 終身保険の保険料は、まず満期を100 歳前後に設定した養老保険として計算します。男性は106 歳、女性は109 歳を満期と仮定しているようです。つまり106 歳・109 歳時点で死亡保険金と同額が積み立てられるように生存保険料を決めるのです。あくまでも仮の満期なので、106 歳・109 歳になっても保険が終了するわけではありませんが、その時点での解約返戻金はほぼ保険金額に等しくなります。 死亡(危険) 保険料は、契約時の年齢から仮の満期の年齢までの、徐々に上がっていく死亡(危険)率をすべて織り込んで設定します。そのため、同じ保険金額であれば、終身保険の保険料は定期保険の保険料よりも高くなってしまいます。

終身保険のしくみ

保険料支払の方法は、60歳や70歳など、ある年齢になるまでに保険料を払い終える有期払いと、保険契約が続いている限り払い続ける終身払いがあります。同じ保険金額であれば終身払いのほうが保険料は安くすみます。 保険料払込終了後に所定の原資が貯まっていれば、介護保障や年金に換えることもできますが、その原資となるのは解約返戻金や積立配当金です。 終身保険の保険料には、死亡(危険) 保険料や付加保険料が含まれます。保険料と同じ金額を貯蓄に回すほうが、将来手元に残る金額は解約返戻金よりも多くなります。介護保障や年金が欲しいのであれば、できるだけたくさんのお金が手元にあったほうが、よりよい保障、より多くの年金が得られます。終身保険は相続対策など、いつの時点で死亡しても保険金を残したい理由がある人向けの保険で、資産形成途上の人には向きません。まずは、自分の家庭がどのような状況にあるのか把握してから保険を選ぶことが大切なのです。